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第51回 中国四国支部セミナー 2019年度「大学とIR―その現状と課題―」

by IDE事務局

【趣 旨】
  近年、IR(Institutional Research)の必要性が喧伝されていることは周知の事実であるが、
 実際のところ、各大学にとってどのようなIRが望ましいのかは、未だに十分な解が得られていない。
  その一因は、各大学の文脈に沿った形で自然発生的にIR需要が高まったわけではなく、むしろ政策
 の一環として大学全体に降ろされてきた点や、アメリカを始めとした諸外国で行われていたIRの輸入
 という形式をとった点などにあると思われる。実際、IRに相当する機能については、大学のこれまで
 の伝統的な活動の中にも根付いていたもの−例えば大学入試と連動した学生募集活動や就職支援など
 −もあるにもかかわらず、IRという「新しい何か」をやらなければならないという強迫観念を持つ
 大学も少なくないし、限られたヒト・モノ・カネ・時間の中で、要求された機能をどこまで新設し
 実働させられるのか、という課題も見られる。特に、私立大学総合改革支援事業の申請のための事実
 上の要件となっている点は、IR機能の表層的形式化を加速しかねない。
  また、今日のIRの推進と一体的に進められようとしている可視化・数値化のための情報処理システ
 ムの導入の動きには、既視感さえ覚える。それは大学設置基準の大綱化と抱き合わせで大学に「評
 価」の必要性が叫ばれた時のことである。「大学評価」の問題化からすでに早や20年以上経つが、
 そのときに併せて推進されたのが国立大学を中心に進められた、評価のための高額な、全学にまたが
 る情報処理・管理システムの導入であった。しかしながらこの動きは、評価のための大層なシステム
 としての「箱」は用意したが、その「箱」に入れるための具体的な情報やデータに関する現実認識を
 欠いたままに構成されているケースも多かった。それゆえに、評価に必要となる有益な分析結果や
 数値を排出するに至ったかは怪しく、システムの議論の改変が繰り返され、それが目的化した感も
 あった。現況のIRも、大学評価がかつてたどった道をたどりかねない様相を呈している点は否めな
 い。
  ただし、IRが無用というわけではない。特に教学IRの推進は、教学ガバナンスとの抱き合わせに
 より、ともすると研究へと傾斜しがちな大学教員を、責任ある教育へと誘導するところに大きな
 価値があった。また、政府による護送船団方式により、設置者を超えて守られていた大学に対し、
 個性化と競争力を自ら高めるための改革や経営感覚そして自助努力を、可視化を通じて高める契機と
 もなった。
  そうすると、元に戻って、「個別大学にとって必要なIRとはなにか」を改めて見つめ直す必要が
 あるのは言うまでもないだろう。各大学の置かれた文脈に寄り添ったIRとはなにかについて、多種
 多様な大学が集って相互に議論を交わしながら、それぞれの適正解を見つけつつ、必要によっては大
 学間連携でのIR構築を見出すなどもあるだろう。本セミナーでは、講演者、事例報告者の話題を共有
 しつつ、そのような場になることを期待してやまない。


1. 主 催    IDE大学協会中国・四国支部及び広島大学

2. テーマ    「大学とIR―その現状と課題―」

3. 期 間    令和元年8月23日(金)13:00〜18:00

4. 会 場    ホテルグランヴィア広島 3階 天平の間
           〒732-0822 広島市南区松原町1番5号(JR広島駅新幹線口)
           TEL:(082)262-1111,FAX:(082)262-4050

5. プログラム  別紙「chugokusikoku_program1908.pdf」参照

6. 参加対象者  IDE大学協会会員
         中国・四国地区の大学,短期大学及び高等専門学校の教職員

7. 申込等
  ・参加希望者は,8月19日(月)(必着)までにIDE中国・四国支部事務局あてメールにて
   下記記載事項を記入のうえ,お申し込み下さい。後ほど事務局から返信メールを送付いたし
   ますのでご確認下さい。
   なお,2人以上でお申し込みされる場合は,「chugokusikoku_sanka1908.xls」をご活用いた
   だき,下記の申込先へメール(件名:「IDE大学セミナー申込み」)で送付してください。

  ・メール記載事項
   (件名)「IDE大学セミナー申込み」
   (1)所属,職名,氏名(ふりなが),住所,連絡先(電話,メールアドレス)
   (2)会員種別(会員(機関・維持・学生),一般(会員以外)の別)
   (3)懇親会(18:00〜19:30)の出欠

  ・申込先 e-mail:soumu@office.hiroshima-u.ac.jp

  ・問い合わせ先 広島大学財務・総務室財務・総務部総務グループ内
          IDE中国・四国支部事務局
          TEL:(082)424-4474

8. その他
  ・セミナー参加費 … 無料

  ・懇 親 会 費 … 4,000円(機関会員,維持会員,一般の方)、2,000円(学生会員)
   (当日受付にてお支払いください)

  ・宿泊・交通費等 … 各自で手配及びご負担願います。
    ※ 参考 ホテルグランヴィア広島
         〒732-0822 広島市南区松原町1番5号(JR広島駅新幹線口)
         TEL:(082)262-1111
  
  ・参加者多数の場合は,先着順とさせていただきます。

  ・お申し込みの際にお知らせいただいた情報は,本セミナーに関する連絡,次回セミナーの
   案内のために利用いたします。


添付ファイル→「061_chugokusikoku_kikaku1908.pdf」企画書&プログラム
       「062_chugokusikoku_poster1908.pdf」ポスター
       「063_chugokusikoku_sanka1908.xls」参加申込書
添付ファイル 添付ファイル



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